公開日 2013年03月21日
更新日 2024年03月29日
高札(制札)は室町時代から広く使われるようになったもので、江戸時代には全国にありました。高札場は、名主の家のそばや、村人の目にふれやすい主要道路の辻、または道端の広場に設け、そこに高札を掲げました。
この高札を掲げることは、明治6年に廃止されましたが、それ以前までは村の政治に関したことや、幕府及び所領の大名の掟や法令などを、村人に達するものでありました。また、時には罪人の罪状などを公表して、住民のみせしめにも利用し、重要な役目を果たしました。したがって、これをこわしたものは重い刑に処せられたほどでした。
書式は一定しており、題目、本人、年月、交付者の順に墨書されています。その内容は、キリシタン禁止に関したもの、毒薬、駄賃、火付け(火事場)などにわたったものであり、字体は草行の仮名まじりの書体が用いられました。
この高札は、庶民の生活資料としても重要なものでありました。またその地域の過去の生活を調べて行く上でも大切なものです。
住所 | 上木島(大町) |
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村指定番号 | 38 |
指定年月日 | 昭和62年2月19日 |
地図
高札
お問い合わせ
木島平村教育委員会 生涯学習課 生涯学習係
TEL:0269-82-2041