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鞍掛けの梨

公開日 2013年03月21日

更新日 2024年03月28日

 この梨の木は馬曲から東へ500メートル、観音堂と呼ばれるところにあります。樹齢は500年以上と思われ、高さ12メートル、太さ4メートル、枝の広がりは14メートルにも及びます。植物学上の分類ではミチノクナシといい、東北・北陸・長野県などに分布する自生ナシです。平安時代末期、木曽で育ち後に平氏を追討して京都に上り征夷大将軍となった木曽義仲が、木島平方面を通過した折、兵を休め馬の鞍をこの木に掛け、岳北の幽玄な霊山を眺め、鋭気を養ったといわれています。

 数ある有名な大木の中で「鞍掛けの松」というのは全国に数多く見受けられますが、これは松が馬の鞍を掛けるのに適した形をしているためで、この馬曲のように「梨の木」であることは大変珍しいことです。

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鞍掛けの梨
住所 往郷観音堂(馬曲)
村指定番号 3
指定年月日 昭和45年11月3日

地図

鞍掛けの梨

お問い合わせ

木島平村教育委員会 教育委員会生涯学習課 生涯学習係
TEL:0269-82-2041