公開日 2013年03月21日
更新日 2024年03月29日
昔、暦(こよみ)や年は干支(えと)と呼ばれる数え方で数えられていました。
●十干(じっかん)
- 甲(きのえ)
- 乙(きのと)
- 丙(ひのえ)
- 丁(ひのと)
- 戊(つちのえ)
- 己(つちのと)
- 庚(かのえ)
- 辛(かのと)
- 壬(みずのえ)
- 癸(みずのと)
●十二支(じゅうにし)
- 子(ね-ねずみ)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(う-うさぎ)
- 辰(たつ)
- 巳(み-へび)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(い-いのしし)
上の十干と十二支を組み合わせて日にちや年を数えていました。
組み合わせると、甲子(きのえね)から癸亥(みずのとい)まで60通りの組み合わせができました。庚申(こうしん)もこの組み合わせの一つで、「かのえさる」の別の呼び名で、60日、60年に1度めぐってきます。この日は人間の中にいる3尸の虫が夜、人間の眠っている間に爪の間からはい出て、天の神様にその人間の悪い行いを言いつけ寿命をちぢけると信じられていました。そこでこの虫が眠っている間に抜け出さないように一晩中寝ないで朝まで起きていたのです。こうしたことを、日の出を待つので「お日待ち」と言いました。
庚の百庚申は文久年間(1860年代)の頃、庚の高山弥平太が事業がうまくいったのでそのお礼に建てたものです。庚申塔が百体もあるという百庚申は長野県下でも珍しいことです。今でも庚申は講(こう)という集いをもって60日、60年に一度行われ、庚申の年には庚申塔を建てて、長寿を願ったり、事業がうまくいくように願いがかけられます。
最近では昭和55年(1980年)に建てられています。
住所 | 往郷1497の2(庚) |
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村指定番号 | 31 |
指定年月日 | 昭和60年1月5日 |
地図
百庚申
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木島平村教育委員会 生涯学習課 生涯学習係
TEL:0269-82-2041