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高札

公開日 2013年03月21日

更新日 2023年01月20日

 高札(制札)は室町時代から広く使われるようになったもので、江戸時代には全国にありました。高札場は、名主の家のそばや、村人の目にふれやすい主要道路の辻、または道端の広場に設け、そこに高札を掲げました。

 

 この高札を掲げることは、明治6年に廃止されましたが、それ以前までは村の政治に関したことや、幕府及び所領の大名の掟や法令などを、村人に達するものでありました。また、時には罪人の罪状などを公表して、住民のみせしめにも利用し、重要な役目を果たしました。したがって、これをこわしたものは重い刑に処せられたほどでした。

 

 書式は一定しており、題目、本人、年月、交付者の順に墨書されています。その内容は、キリシタン禁止に関したもの、毒薬、駄賃、火付け(火事場)などにわたったものであり、字体は草行の仮名まじりの書体が用いられました。

 

 この高札は、庶民の生活資料としても重要なものでありました。またその地域の過去の生活を調べて行く上でも大切なものです。

 

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住所 

上木島(大町)   
村指定番号  38
指定年月日 S62.2.19

 

 

地図

高札

お問い合わせ

木島平村教育委員会 教育委員会生涯学習課 生涯学習係
TEL:0269-82-2041