公開日 2022年7月22日
更新日 2024年4月19日
ごみの野焼きはやめましょう
廃棄物の野焼き(野外焼却)は、廃棄物処理法により、一部の例外を除き禁止されています。
法律では「何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。」とあり、違反した場合は、5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金に処し、またはこれを併科されることがあります。(廃棄物処理法第25条第1項第15号)
例外で認められる野焼きとは?
法律の基準に従って行う廃棄物の焼却
構造基準(助燃装置や温度計が設置されていること等)に合致した焼却炉を使用した廃棄物の焼却
国または地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な廃棄物の焼却
河川管理者が河川を管理するために伐採した草木等の焼却など
震災、風水害、火災、凍霜害その他の災害の予防、応急対策または復旧のために必要な廃棄物の焼却
災害時における木くず等の焼却など
風俗慣習上または宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却
どんど焼き等で行われる門松やしめ縄等の焼却など
農業、林業または漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却
農業者が行う稲わらや果樹剪定枝等の焼却など
たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの
落ち葉たき、キャンプファイヤーなど
※上記の例外規定に該当しても、近隣の生活環境に支障を与え苦情等があれば、行政指導を行う場合があります。
例外で認められる野焼きの際に気を付けるべきことは?
- 草や枝木等の自然物のみの焼却とし、風向などにも注意してください。
- 草木等は十分に乾燥させた後に行い、なるべく少量ずつ焼却するようにしてください。
- 焼却する場合は事前に消防署へ連絡してください。水やバケツや消火器などすぐに消火できる準備をして、最後に完全に火の消えたことを確認してください。たき火が原因で火災になるケースが多くあります。焼却中は絶対にその場を離れないようにしてください。
- ゴムやプラスチック・紙類などの廃棄物は絶対に焼却しないでください。
- 近所に煙や臭いなどで迷惑をかけないようにお願いします。
野焼きが禁止されている理由
野焼きは、空気が乾燥していたり気候状況によって、周囲に燃え広がる事故につながることがあるほか、次の理由などにより禁止されています。
- 煙が悪臭や大気汚染(PM2.5など)の原因となり、周辺住民にとって大変な迷惑となること。
- 焼却温度が200~300度程度にしか上がらないため、ダイオキシン類などの有害物質が発生し、人の健康や自然環境に悪影響を及ぼす可能性があること。
家庭でのごみの焼却はやめましょう
村では、少量のごみの焼却でも煙や悪臭が発生し、ご近所の迷惑になる場合があるため、家庭でのごみの焼却は中止するようお願いしています。(特にプラスチック系の物を燃やすと有害物質が発生する場合があります。)
村によせられる家庭でのごみ焼却に関する苦情は後を絶ちません。
家庭から発生するごみは燃やさず「ごみカレンダー」、「ごみ辞典」に従って分別し、各区のごみステーションへ出してください。
参考
きじま平カレンダー:ごみ収集カレンダー・ごみの出し方・分別について
よくある質問と回答
穴を掘っての焼却、ドラム缶やブロックで囲んだ焼却は認められますか?
回答 野焼きになりますので認められません。
凍霜害予防のための焼却は認められますか?
回答 稲わらは認められますが、廃タイヤなどの不燃物は認められません。
炭焼き、薪による暖房や風呂焚きは認められますか?
回答 廃棄物の焼却ではないので認められます。
罰則はありますか?
回答 違反者には、5年以下の懲役、1000万円以下の罰金またはその両方の罰則が科せられる場合があります。
庭から出た剪定枝についてはどうしたらいいですか?
回答 村の庭木の剪定枝リサイクルをご活用ください。