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木島平村

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村長ひとこと(令和3年度)

公開日 2022年3月15日

最終更新日 2022年7月10日

「軍事侵攻」令和4年3月

 ロシアがウクライナに侵攻しました。核施設への攻撃、子供や老人などの犠牲、この現実はもはや犯罪です。 そのなかに様々な教訓があります。そのひとつは情報が大きな武器となり、防御となることです。相手の情報を盗み、偽情報やサイバー攻撃で相手にダメージを与えます。逆に偽情報・偽報道で真実を知らないロシア国民の多くは、これは正義の戦いだと思っています。戦争を始める、続けるための国内での防御です。ロシアで偽情報、つまり真実を伝えれば禁錮刑にすることで国内の防御を強化しました。つい治安維持法や満州事変、日中戦争の発端となった柳条湖事件、盧溝橋事件を思い出してしまいます。情報が脆弱と言われる日本の外交や安全保障に教訓となるでしょう。
 また、私たちもしっかりと真実を見極めなければなりません。もう一つの武器、経済制裁は、厳しくすればその分世界の経済や生活に大きな被害を与えます。これから日本も様々な影響を被ります。しかし平和への代償として多くの日本人が賛同しています。
 ロシアの信用は失墜しました。核施設への攻撃はしていない、アパートや学校を破壊したのはウクライナ人だ。プーチン大統領、政府高官、そしてロシア大使までが平然と嘘を言い、ロシアは被害者だと侵攻を正当化しています。確かに何も知らないロシア国民は被害者でしょう。大国ロシアへの夢は遠のきました。
 ここへきて外国人部隊や義勇軍が参戦し、戦況は拡大する一方です。これ以上犠牲者を出さないため、一日も早く平和的な解決の糸口が見つかることを願っています。

「オミクロン」令和4年2月

 オミクロン株の感染力は驚異的です。あっという間に世界中で広がり、比較的感染者が少なかった日本などアジアでも同様です。重症化率が低いとは言え、風邪やインフルエンザと区別がつきにくく、無症状の人が多いため本人が知らないうちにうつしてしまうことがあります。
 コロナウイルスの変異株にはアルファ株から始まるギリシャ文字が充てられています。それは、ギリシャ哲学から数学や物理の基礎が生まれ、今でも科学者によく使われているからだそうです。その中から特定の地域や人物に偏見を持たせない文字を選んでいるようです。これまで変異株は十数種類発生していますが、感染が広がっていないものもある中でオミクロン株は感染力が驚異的です。名前から偏見や誤解を与えないというのは正解です。
 これまでとは大きく異なる特徴があるため、感染防止対策や経済活動支援など違った取組が求められています。しかし、ワクチン接種はこれまで同様重要な対策です。感染防止と重症化予防には効果があります。村内でも2月から3回目の接種を始めました。1回目、2回目の接種となる人も接種できます。
 北京では、非常に厳しいコロナ対策の中で冬季オリンピックが開幕しました。選手の立場からは感染して出場できなくなるより良いということもあるようです。北京の雪はほとんど人工雪と言われますが、村では久しぶりの大雪です。最近は自然落下式の屋根が多くなり、大量の雪が落ちてくると危険です。また、今年は雪下ろし中の事故が多くなっています。コロナだけでなく雪にも十分注意してください。

「師走 雑感」令和3年12月

 もう師走。いつになく一年が早く過ぎた。そんな感じです。しかし、2021年は様々なことがあった年です。スポーツの祭典、東京オリンピック・パラリンピック、岸田新内閣の発足と総選挙、真鍋さんのノーベル物理学賞受賞など。東京オリ・パラでは日本人選手の活躍もあり少なからず感動をもらいました。総選挙では専門家の予想が大方外れ話題となりました。

 真鍋さんの気候変動モデルの研究は今や世界的な課題となっている地球温暖化対策の先駆けとなり、気象予報の発展につながっています。いずれも大きな出来事として記憶に残るべきものです。にもかかわらず、遠い過去の出来事のように感じてしまいます。それはやはり同じ時期に新型コロナの第5波とワクチン接種のピークが重なったからでしょう。
 11月に入り感染は急減し、12月になっても増えていません。世界的には日本だけのようです。理由は様々いわれていますが、日本人の衛生観念と一人一人の基本的な感染予防対策が大きな要因ともいわれています。ただ小中学生には生涯に一度、その時にしか体験できないことがいくつかあります。修学旅行などもその一つです。中学生のルクセンブルク交流や小学5年生の八丈島海の学習は2年間できませんでした。
 来年は「寅年」、「子年」に蒔いた種が「丑年」にエネルギーを貯めて芽が膨らみ、「寅年」に勢いよく芽が出て伸びると言われます。エネルギーは十分貯め込みました。ウイズコロナからアフターコロナへ、子供たちが失ってしまった思い出作りの機会を取り戻し、トラのように勢いのある新年をと願っています。

「買い控えと消費喚起」令和3年11月

 山々が色づき始めたと思ったら、落葉となり、もう間もなく冬がやってきます。スキーは村の大きな観光資源であり、新型コロナ発生から3シーズン目、今年こそはと期待しています。
 寒さが増すにしたがい心配になるのは石油関連商品の値上がりです。原油産出国では脱石油社会を念頭に将来の需要減少を見込んで増産しません。しかし、一部の国では景気回復により需要を増しています。日本では、景気回復が遅れ、金融緩和を続けているため円安で輸入品価格が上昇しています。原油価格の上昇と輸入価格の上昇が重なり、生活に大きな影響を与えています。
 脱石油社会は緒に就いたばかり、石油を燃料や原材料にした製品のすそ野は広く、輸送など考えると私たちの生活はほぼすべてに石油がかかわっています。また公共交通が少ない地域では、通勤、通学、買い物など自家用車に頼る生活です。ある調査で、ガソリンの平均価格が全国で最も高いのは長野県だそうです。ガソリンスタンドの表示価格を見るたびに「また上がった。」と感じている人が多いと思います。また雪国の寒い地域では暖房は欠かせません。生活必需品の値上がりは景気回復の足を引っ張ります。 
 一方でコロナ控えによる国民の貯蓄増加は20兆円と言われ、それを消費に回すことで景気回復できるそうです。村でもスキー場は大いに賑わってほしいと願っています。物価上昇による買い控えで生活防衛、消費喚起による景気回復。矛盾しているようですが、第2次岸田内閣には国民生活をしっかりと支えてくれる政策を望んでいます。

「基礎研究」令和3年10月

 今年のノーベル物理学賞は二酸化炭素濃度が大気や海水に及ぼす影響の研究を通してコンピュータで地球温暖化予測を可能にした真鍋淑郎さんが受賞しました。地球温暖化が叫ばれる今、タイムリーな受賞です。

 ノーベル賞は発表、発見されてすぐに与えられるものではなく、後の研究に生かされ、社会的に評価されて受賞するとのことです。これまで日本人がかかわった受賞でもタッチパネルの伝導性ポリマー、電気自動車のリチウムイオン電池、信号機などの発光青色ダイオード、そのほか医療や創薬などで実用化され、実際に社会に役立って受賞に至っています。

 また明確な目的をもって研究し受賞することがあれば、具体的に将来何の役に立つかわからない基礎研究が、後々多くの人の命を救い受賞することもあります。大村智さんのイベルメクチンはその例です。しかし最後まで評価されないいわゆる無駄になる基礎研究のほうがずっと多いそうです。そのため、すぐに経済的成果を上げることができる実用研究が重要視されています。新型コロナのワクチン開発で日本は後れを取りました。いつ役に立つかわからない研究にお金をかけなかったことが一因と言われ、基礎研究を軽視している今の日本では将来ノーベル賞を受賞できなくなるそうです。
 人の一生に重ねると、若くて好奇心旺盛な時期に何の役に立つか分からず身に付けた基礎が将来新たな知識と出会って大きな成果を上げるということでしょうか。子供のころ見る、聞く、体験するは基礎研究のようなものです。コロナで家に閉じこもり、ゲームばかりしていたら大事な基礎が身に付きません。

「残されたものを活かす」令和3年9月

 オリンピック、パラリンピックが閉幕しました。自粛して閉じこもりがちな生活の中で、ストレスを紛らわせてくれました。大会と新型コロナ感染拡大の相関関係は判断が難しいようですが、閉幕とともに第5波が収まりつつあります。 
 「失ったものを数えるな、残されたものを最大限活かせ。」パラリンピックの父と言われるイギリスの医師が残した言葉です。自分を振り返ってみると、あるものを最大限活かしてきたとは思えません。頑張っている選手の姿を見ると「すごいなぁ」と思うと同時に恥ずかしさを感じます。先日、青森県の90歳から94歳の男性4人がリレーで400m、1600mで世界記録を出したというニュースを見ました。これからは95歳以上のクラスでの新記録を目指すそうです。90歳、到達するだけでも大変なのに走ることができる。元気だから走れるのか、夢を持っているから走れるのか。自分自身、年を経るに従い体力や目、耳が衰え、失うものが増えてきたと感じていますが、残された人生、まだできることはあるなという気持ちに
なりました。人生100年時代に大きな示唆です。
 一方で菅総理の突然の不出馬表明、1年ほどの短命政権です。脱炭素宣言や携帯電話料金の引き下げ、デジタル庁の創設などは功績ですが、喫緊の課題である新型コロナ対策では批判がありました。賛否両論あってもコロナ真っ只中で近年稀に困難な政権運営だったことは確かです。残された任期を最大限活かし、国民が元気で長生きできる政策を切れ目なく行ってほしいと望みます。

「楽しみを見つけよう」令和3年8月

 予想以上にと言えば失礼かもしれませんが、東京オリンピックで日本人選手が活躍し、盛り上がっています。残念ながら新型コロナの感染も盛り上がり、複雑な心境ですが、落ち込みがちな気持ちを盛り上げてくれているのは確かです。
 そして、お盆の時期になりました。昨年は「来年のお盆には」という気持ちもありましたが、昨年同様感染拡大の最中となり、帰省した家族と先祖の霊を供養し、旧友と盃を交わし、家族で旅行する、そんな今までのお盆が奪われてしまいました。
 しかし、暗いことばかり考えているとなおさら気が滅入ります。村内では高齢者の接種が7月中に終了し、若い皆さんへの接種も始まっています。報道では、高齢の感染者が減り、重症化率も下がるなどワクチン接種の効果が出てきているということです。治療薬の治験も始まります。海外では、新型コロナをインフルエンザと同様に扱う政策が始まっています。新型コロナは完全に収束することなく、インフルエンザのように定期的にワクチン接種をし、治療薬で抑えることになるのかもしれません。しかし、いずれは普通の生活が取り戻せます。
 暗い話ばかりでなく、明るい話題で盛り上がりたいものです。例えば夏の甲子園の開催決定もその一つです。思い返せば2年前、飯山高校が甲子園に初出場し、地域全体が盛り上がりました。今年は観客を制限してとはいえ、テレビ観戦という楽しみが一つ戻ってきました。我慢に自粛、そんな生活の中でも楽しみを見つけ出すことは励みになります。

「土石流災害」令和3年7月

 今は、ほとんどの人がスマートフォンを持っています。車にはドライブレコーダー、あちこちに監視カメラがある時代です。そのためテレビで衝撃的な現場の映像や犯罪のシーンなどを見ることが多くなりました。
 熱海市で起きた土石流災害の映像、近隣住民が撮影したものです。すさまじい破壊力で、あの家に、あの車に、あの先に人が居るのではと思うと恐ろしくなります。突然の出来事で訳が分からず巻き込まれた犠牲者もいるようです。新型コロナの感染対策を行いながらの救助活動や避難所生活は困難を極めています。お見舞いとご冥福をお祈り申し上げます。直後の取材で「この地域は地盤がしっかりしていると聞いていたので驚いた。」という声に、専門家が「土砂災害が起きないほど地盤がしっかりしている所は日本にありません。」とコメントしていました。国内には危険個所が少なくとも数十万か所あるといわれます。
 周囲を山に囲まれた木島平村にも危険個所が数多くあります。決して他人事ではありません。今回、熱海市の土石流では約10万㎥の土砂が流れましたが、平成29年に飯山市の井出川上流で起きた山腹崩壊による土石流は約60万㎥と言われます。発生した場所が人家から離れていたことや砂防堰堤の効果で人的な被害はありませんでしたが、人家の直前まで土砂が流れてきました。
 これから梅雨の集中豪雨、台風シーズンになります。ハザードマップで自分がどんな場所で生活しているのか確認し、万が一の場合どう行動するべきか予め考えておいてください。

「ゆっくりとした変化」令和3年6月

 先月、物置の隅から鳥の鳴き声がし、荷物を片付けると3羽の雛がいた。ムクドリらしい。軒に巣らしきものがある。多分そこから落ちたのだろう。藁を敷いた小さな段ボール箱の中に入れ、2階の庇の下に置いた。元の位置から離れているので心配したが、親鳥が気づいて餌を運び始めた。雛に近づくときは慎重だ。少し離れた屋根に止まり周囲を警戒している。周りにはカラスや鷹の仲間と思われる鳥が飛んでいる。隙を見てさっと箱に入り、あっという間に出てくる。数日して親鳥が来なくなった。中を見ると空だった。無事に巣立ったのだろうと思うことにした。
 私の家は山々に囲まれ、周りには沢山の木立がある。そこに様々な野鳥が来る。小さな鳥は多分、雀やカラ類だと思う。カラスやムクドリ、セキレイ、サシバと思われる鳥もいる。この時期はツバメも多い。しかし、雀は明らかに減っている。
 野生動物にも変化がある。近年、有害鳥獣と言えばイノシシ、ニホンジカだが、昔は雪国にはいないものとされていた。子どもの頃、雪面には野ウサギの足跡がたくさんあった。今では見なくなり、代わりに見るのは昔あまり見なかったキツネだ。動物だけではない。庭や田畑の雑草の中には昔見なかった草花がある。
 人の生活様式の変化は早い。それに比べ自然の変化はわずかで、数年では気づかない。数十年前の記憶を辿り、ようやく景色が変わっていることに気づく。このゆっくりとした変化が、数十年、数百年後、人類に大きな変化をもたらすかもしれない。

「ワクチン接種」令和3年5月

 村内でもワクチン接種が始まりました。まずは75歳以上の方、続いて65歳以上となります。対象者すべての皆さんの接種が終わるまで長丁場です。ご協力していただく医療関係者の皆さんに感謝いたします。村では予め接種希望を取りまとめ、各人に接種予定日を割り振りし、接種券を送付しました。都合が悪い人はご相談ください。
 国内での接種は今月から本格化しますが、海外ではすでに半数以上の国民が接種を受けた国もあります。それらの国々では感染者、死者とも減少しており、ワクチン接種は確実に効果を上げています。スムーズに接種作業が進むよう村民の皆さんのご協力をお願いします。
 国内でのワクチン接種真っ盛りの時期に東京五輪が開催される予定です。開催まで約2カ月、順調にいけば高齢者への接種はかなり進んでいると思いますが、全体的にはまだまだの状況です。感染防止対策は万全にとれるのか、医療関係者の確保はできるのか、そもそも海外選手が参加してくれるのか、様々な声があり開催については賛否両論です。昨年と違い国内でもプロスポーツなどは観客を減らすなどの対応をとり行っています。しかし、五輪は世界規模の大会で「平和の祭典」でもあります。開催国として、もう少し国内でのワクチン接種が進んでいたらという思いがあります。
 ワクチンは感染を抑えるものではありません。免疫を高め、症状を軽くし、他の人にうつりにくくするものです。ですから接種後も引き続き感染予防対策をお願いします。

「平年並」令和3年4月

 今年の春は異常に早足です。3月にはあっという間に雪融けし、同時に各地から桜の便りが届きました。この広報がお手元に届く頃にはケヤキの森公園も葉桜になっているでしょう。あまりの温かさに農作業の段取りに迷ってしまいます。陽気に誘われて種をまいて、苗を植えても大丈夫か。アスパラが伸びてきたが、遅霜に見舞われはしないか。そんな心配がよぎります。
 気象庁の長期予報では、しばらく平年より暖かい日が続くとのこと。しかし、思い出してみると去年も6月までは暖かい日が続きました。7月は梅雨が長く続き、豪雨と日照不足になりました。そして8月からは一転して猛暑となり、村の米の出来に大きな悪影響を及ぼしました。最近は、異常気象が当たり前、平年並という言葉に違和感を覚える人が多いのではないでしょうか。
 その「平年並」が今年更新されます。平年並、つまり平均値は10年に一度更新されますが、現在の平年並は1981年から2010年まで30年間の平均値です。それが今年の5月19日以降は、1991年から2020年の平均値になります。1980年代は比較的気温が低かったそうで、新しい平年並の気温は高くなるといわれます。勿論、気温だけではありません。降水量、日照時間、降雪量などすべての指標が更新されます。そのときは平年並が実感に近くなるはずです。
 しかし、年々平均気温は上昇しています。いっそのこと過去20年、10年の平均値を毎年更新して「平年並」とすればもっと私たちの実感に近くなるのではないでしょうか。

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総務課 政策情報係
TEL:0269-82-3111
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