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木島平村

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村長ひとこと

公開日 2018年12月17日

最終更新日 2019年7月16日

「古代ハス」令和元年7月

 「ハス寺」と言われる稲泉寺の蓮が咲いています。そのなかに「大賀蓮」と言われる古代ハスがあるのをご存知だと思います。大賀蓮は遺跡発掘の際に発見された実を植物学者の大賀一郎博士が発芽させ、開花に成功したものです。年代測定の結果は弥生時代、今から2000年以上前のものということです。稲泉寺には縁あって根分けされました。蓮の実は厚い殻に守られ、長い年月発芽能力を保つことができるそうです。
 かなり昔になりますが、私は稲泉寺から実を幾つか頂きました。その時に「なかなか芽が出ないので少し削ったほうが良い。」と言われ、やすりで削り、泥が貯まった庭の池に撒いてみました。それから20年近くになると思いますが、いまだに芽が出てきません。削り方が間違っていたのか、それともいつか芽が出るのか。
 「蓮は泥より出でて、泥に染まらず。」ぴんと立った葉の上では、朝露が透明に光る水滴となってゆらゆら揺れて清々しく、鮮やかなピンクの大輪の美しさと気高さを一層際立たせます。そんな蓮を仏教では、悟りや浄土の象徴としています。どの寺院でも各所に蓮の意匠を見かけ、仏様は蓮華座に座っておられます。
 稲泉寺には毎年多くの人が蓮の花を見に訪れます。その人出が絶えたころ、蜂の巣のような花托から実がこぼれ落ちます。その中に、2000年後、3000年後に花を咲かせる実があるかもしれません。その時が、今と同じように美しい蓮の花が咲き、多くの人がその美しさを愛でることができる世の中であることを願っています。

「水無月」令和元年6月

 いよいよ梅雨の時季です。この広報がお手元に届く頃は梅雨入りしているものと思います。梅雨入りの6月が「水無月」とは不思議に思い語源を調べると、「無」は連体助詞で「の」とのこと。だから「水の月」ということで納得しました。もっとも田に水を引くので川に水が無いからという説もありますが。
 例年、この地域の梅雨明けは7月20日前後です。その後は俗に「梅雨明け10日」と言われ、10日間ほど太平洋高気圧に覆われて、雨が少なく、気温が高くなります。しかし、10日で済んでくれるといいのですが、長くなると農家、特に米農家には大変です。稲の穂が出て花が咲くのが8月上旬から中旬にかけてです。この時期の稲は最も多く水を必要とします。水不足になると収穫量が減り、しかも品質が落ちます。昨年は、雨不足に加えて猛暑だったため、農家は大変な苦労をしました。
 梅雨は雨だけでなく、蒸し暑さや食中毒などあまりいい印象はありません。早く明けないかと待ち遠しい人が多いと思います。例年だと梅雨が明けて暑くなる頃に学校は夏休みになります。ところが昨年、梅雨明けが早く、学校の暑さ対策が問題になりました。猛暑は夏休み明けも続き、全国で急きょエアコン設置が進み、村ではこの6月中に設置を完了する計画です。
 近年、夏になると川の水が極端に少なくなり、更に雨不足だと農作物は水不足になり、毎年のように渇水対策本部を設置しています。まさに「水無月」です。人にも農作物にも欲しいときに適度に降る恵みの雨を願っています。

「新時代に希望を」令和元年5月

 いよいよ令和の時代になりました。この10連休は、平成最後・令和元年と様々な催しが続き、好天にも恵まれ全国各地が賑わいました。なかには人出が多すぎて嬉しい悲鳴を上げながらも、困惑した行楽地もありました。特にサービス業の人は大変だったと思います。しかし、その賑やかな新時代の幕開けに希望を持った人も多いのではないでしょうか。
 景気は本来、景色や雰囲気を表す意味合いでした。世の中の雰囲気が良く、今日より明日、今年より来年が良い年になると思えば自然に財布の口が緩み、逆なら閉まります。企業は、雰囲気を見て多く売れると思えばたくさん作り、見込みどおり売れれば好景気になります。逆なら不景気です。
 今、新たな時代の幕開けに盛り上がっています。このまま秋のラグビーワールドカップ、来年の東京オリンピック、パラリンピックへと続いてほしいと願っています。この盛り上がりこそが日本に好景気をもたらすからです。
 格差が広がり、世の中の出来事は自分と無関係、明日のことはは分からない、今日生きていくだけで精いっぱいという人もいます。しかし、一人一人の気の持ちようが集まって国全体の雰囲気、つまり景気を左右しているのだとすれば、新たな時代に夢と希望を持つことが回りまわって自分の暮らしを良くする。そんなふうに考えることもできます。

「平成から令和へ」平成31年4月

 間もなく時代は、平成から令和に変わります。「令和」は初めて日本の古典から選定され、話題になりました。この典拠となったのは万葉集の「梅花の歌序文」ということです。万葉集が編纂された8世紀後半まで、花と言えば梅だったそうです。それが10世紀前期に編纂された古今和歌集では、桜に取って代わられます。以来千年以上、日本人にとって春の花と言えば桜です。
 そして、古今和歌集の代表作に在原業平が歌った「世の中に 絶えて桜のなかりせば 人の心は のどけからまし」があります。もし桜がなければ、いつ散ってしまうのかと憂うこともなく、のんびりできるのに。翻って、日本人の桜への愛情を歌った傑作だと思います。若いころ友人が「桜」を「女」に、「人」を「男」に読み替えました。なるほどと思わず笑ってしまいました。
 国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、未婚者(18歳以上34歳)で「交際相手がいない」のは男性が約7割、女性が約6割で、徐々に増加する傾向にあるそうです。更にその半数近くが「交際を望んでいない」とのこと。それに伴って、未婚率も上昇しています。要因として収入が少ないとか家庭の事情などありますが、出会いの機会が少ないというのもあります。村では婚活イベントなど出会いの機会を作っていますが、参加者集めに苦労しています。特に男性の。
 時代が変われば、人の心も変わる。梅が桜に変わったように。そんなのんきなことを言っていられない時代になりました。少子化は令和時代に克服しなければならない大きな課題です。

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総務課 政策情報係
TEL:0269-82-3111
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