公開日 2013年03月21日
更新日 2024年03月29日
鉄剣2振は、平成8年度県営担い手育成基盤整備事業に先立ち行われた根塚遺跡の発掘調査により発見されました。共伴する土器より3世紀後半のものと考えられます。この時代のものとしてはきわめて長く、保存状態も良いです。なかでも2号剣は国内では現在のところ最長であり、また柄頭とサーベルの把先に渦巻文を有する国内唯一の剣です。当時国内ではこのような剣を作る技術はなく、舶載品と考えるのが妥当と思われます。
渦巻文は3世紀から7世紀にかけ韓国加耶地方に盛行しており、加耶地方からもたらされたものと考えられます。このように鉄剣2振は、単に木島平村というより、古代の日本と韓国との関係を考える上できわめて貴重であり、重文級の資料といえます。
1号剣 長さ56センチメートル、幅3.4センチメートル、厚さ0.8センチメートル
2号剣 長さ74センチメートル、幅3.5センチメートル、厚さ1.0センチメートル
住所 | 往郷914-6 |
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村指定番号 | 47 |
指定年月日 | 平成10年4月16日 |
地図
鉄剣(2振)
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木島平村教育委員会 生涯学習課 生涯学習係
TEL:0269-82-2041