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雪と景色と子育て環境に惹かれて-サヘブ有美さん

公開日 2022年12月28日

更新日 2024年4月18日

サヘブ有美さん

【プロフィール】

サヘブ有美さんと夫、3人の息子での集合写真広島県出身。青年海外協力隊として赴いたフィジー出身の夫と元気いっぱいの男児3人の5人家族。

広島県の山間地から令和4年に移住。

「木島平村は便利すぎてまだ慣れない」と笑いながら木島平の自然環境を楽しみながら暮らしている。

移住前はどちらでどんなことをされていましたか?

広島県で行政関係の仕事や、農園アルバイトをしていました。

移住のきっかけは?

特に夫が雪を求めていて、それで夫にまとまった休みが出来た時に、立地条件が希望に合った長野県の北部を一気にあちこち見てまわりました。

木島平を通った時にまず景色が気に入りました。それと、子どもがいるので、学校の教育方針や雰囲気を知りたくて木島平小学校も見学に来て、いいなと思いました。

木島平の子どもたちは活発な印象でした。

サヘブ有美さんの3人の息子が芋ほりをする様子

移住までのながれを教えてください。また、苦労したことは?

たまたま知人を通じて村民の方と連絡を取り合うことができ、地域についていろいろ伺うことができました。

それから移住担当の皆さんとオンライン相談をしたり、地域の不動産業者の情報も見たりしました。

苦労したことは、夫の仕事探しです。

夫は日本語を話せますが読み書きがあまりできないので。

家より先に夫の仕事が決まったので夫が通勤可能な範囲で最終候補地を絞って、再度家探しに訪れたときに今の家に巡り合えて「やっぱりこの地域がいいな」と再認識して、移住を決めました。

利用した支援制度や補助金はありますか?情報はどう入手しましたか?

空き家バンクを通じて物件を購入し、空き家活用の補助制度を利用しました。

情報は、役場の方からお聞きしたのと自分でも沢山調べました。

サヘブ有美さんと3人の息子がブナ林を楽しそうに散策する様子

現在はどのような暮らしをしていますか?休日の過ごし方は?

家の敷地内にある無農薬の畑づくり。

まわりの皆さんがみんな綺麗に植えているので、かぼちゃなど広がるような作物の植え方や畑の管理が課題です。

長男が野球をしているのでその練習に弟たちと一緒に行ったり、近所で遊んだり。

ケヤキの森公園ファームス木島平、飯山駅などへよく遊びに行きます。

地域とのつながりはどうしていますか?地域の人たちの印象は?

近所の方に色々聞いています。

「地域ルール」とか行事についてとか。

野菜をいただいたり、子どもたちがお邪魔したり、本当に良くしてもらっています。

近所に子どもが遊びに行って、気づくと誰かの畑で芋を掘っているとか(笑)、公園などで他の子たちのグループに自然と混ざって遊んでいることもよくあります。

印象は、みんな素朴で優しい、あったかいです。

サヘブ有美さんの3人の息子水遊びをしてスイカを食べている様子

どんな時に木島平村に移住してよかったと思いますか?暮らして感じる魅力は?

風景が本当に綺麗。この開けた景色が明るくていいです。

もともと自然豊かな地域に住んでいましたが、また違った景色です。

運転しながら「最高じゃん!」って思わず言っちゃいます。

移住する前、雪のある時に家を探しに来て、冬も明るく過ごせそう!と思いました。

あと、田舎だけど便利なことかな。

車で10分あれば街に出られる・・・というのは、都会から来ると不便なのかもですが、街まで車で1時間のところに住んでいた私たちには便利すぎます(笑)。

移住して驚いたことはなんですか?また、困ったことはありますか?

初めて木島平村に来た時、雪の量に驚きました。

困ったことはあまりありません。

しいて言えば、家の設備関係が故障した時にどこへ連絡したらよいかなとは思っています。

(※インタビュー後に聞き手から情報をお伝えしました。)

オーガニックや無添加の食材を売っているお店が少ないですが、隣町のローカルスーパーに行ったり通販で買ったりしています。

移住する前は、安全や環境に配慮した商品を扱う生協のグループや自然食品店で買い物をしていましたが、普通のスーパーで有機や無農薬・無添加のものがほとんど全ての食品で選べることに驚きました。

“こんなスーパーがあったらいいのに”、と思っていたところがすぐ近くにあった!

日々の買い物、楽しいです(笑)

食の安心安全を意識する方にはオススメします。

サヘブ有美さんが木になっている果実に手を伸ばす様子

木島平村の子育て環境について感じることは?

下の子は隣町の保育園へ行っています。  

うちが利用するようになって村まで園バスが迎えに来てくれて、最近また別のおうちの方も増えました。

バス停までの送り迎えで朝夕会うので、色々お話ししています。

毎日、何をしたか写真入りのお便りをくれて、それを見ると毎日遠足しているみたいです。

自然の中で自由に思いっきり遊ばせながら子育てしたい、と思い描いていたので、こちらの保育園や、週末に開催する「あそびば」の存在も、とても大きかったです。

自然豊かな田舎では意外と子どもが外で遊ばない、という問題もあって、近所に子どもがいない、友達の家まで遠い、という環境の難しさも以前住んでいた山間地で感じていました。

今回引っ越し先の近所に子どもが多かったのは幸運で、それ以外にもこうした保育園に通ったり遊びの場へ連れて行ったりすることでしっかり野遊びできそう!と思いました。

実際、その通り、外で思いっきり遊べています。

近所のお母さん達とも情報交換したり助け合ったり、ケヤキの森公園に行ったら誰かしらに会って、相談や話をする相手がいて、1人で子育てしている感じはありません。

保護者同士の距離が近いなと感じます。

お気に入りの場所や好きな地域の食について。

ファームス木島平からすぐ近くの土手が好き。家族でよく行って、自転車やスケボーで遊びます。

地域の食では、おそばがおいしいです。

先日、近所のお姉ちゃんがそば打ちの大会で優勝しました。

今後やってみたいこと、取り組んでいることはありますか?

畑です。

まだ手つかずで空いている畑が1枚あって、来年はそこも活用したいと思っています。

そばかあずきを植えようと思っています。そばは花が綺麗だし、あずきは好きなので。

ただ、どちらも収穫してからが大変なのがちょっと心配です。

近所の方から英語教室をやってほしいと言われているのでゆくゆくは、小さくも、できたらいいなと思っています。

サヘブ有美さんの3人の息子たちがブナ林でこちらに向かってポーズを取る様子

移住を検討されている方にひとこと!

「とりあえず、来てみて!」でしょうか。

実際に気になるところに足を運んでみると、「ちょっと思っていた雰囲気と違うな」とか、「ここはなんだかしっくりくる・自分に合いそう」とか、いろいろ発見があると思います。

その直感を大事にしていくと、だんだん道が開けてくるのではと思います。

私たちははじめ、元いたところに住み続けるか移住するか、半々の気持ちでしたが、動いてみるといろいろな縁や出会いがあり、移住という選択となりました。

結果、とっても満足しています!

お問い合わせ

木島平村役場 産業企画室
TEL:0269-82-3111