korashiきじまだいら 木島平村の暮らし応援ガイド
5/22

3 「百姓塾」の活動で定期的に木島平村に訪れる生活を3年間続け、また平成22年に公開された中井貴一さん主演の映画「RAILWAYS~ 49歳で電車の運転士になった男の物語」を観て、映画の主人公の生き方に自分を重ね合わせ、同じ年の夏、木島平村の「地域おこし協力隊」の募集を見つけ奥様の賛同もあり応募、木島平村の選考を経て本格的に移住。生活の場を移しました。 【内藤さん】 「気候の良い時期は歩いて職場に通っています。通勤途中の道々、南に高社山や西に飯山市の市街地、斑尾山、新潟の妙高などを見ながら歩いていると、気持ちも浄化されて健康に良い感じがします。 また、一年の間に、がらりと風景が変わるので、大きな劇場の廻り舞台を見ているようです。自宅の前の高社山も遮るものがまったくないので、毎日違う表情を見せてくれます。都会は色があまりないんですよね。コンクリートばかりで色があまり変わらないような気がします。毎日見ていると景色の変化に気づきます。」 移住のひとつのポイントとなるのが「地域との関わり方」。地域の行事や役割、近所付き合いがネックだという方は少なくありません。しかし、ご近所同士の顔が見え、お互いのことを気にかけている…そんな北信州・木島平村での地域との関わり方を、内藤さんは心地良いと感じているそうです。 都会のマンション暮らしとは違い、ご近所同士の顔が見え、お互いのことを気にかけている…そんな人間関係が内藤さんの思い描く田舎暮らし像に、ちょうど良く重ね合わさったのです。 【内藤さん】 「地域では地区の皆さんで草取りや水路の掃除など、季節ごとで仕事はありますが、コミュニティーを維持していく上では必要な仕事だと思います。この場所に住むと決めて来た以上、最低限地域に合わせていく事が大事だと思います。」 笑顔でお話くださる内藤さんのにこやかな表情に、充実した木島平村での生活の一端を垣間見ました。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です